眠りの達人 　~蒲團屋 山昇~

毎度ありがとうございます。

夕方、名古屋のこだわりのカバー屋さんが来店。そう言うときに限って、羽毛ふとんリフォームのお客様、ふとん丸洗いのお客様、祭り半纏に付いてのお客様、暑さ対策用のグッズをお探しのお客様と、立て続けに４組のお客様が来店され、「このうちはいつも忙しいねえ」と驚いてましたが、いえいえたまたまです。そんな時もありますって。

昨日は、少し早じまいをして、浜松のイオンタウン市野まで出掛けてきました。実は、夏用のスーツを買いに、しかもオーダーメイドで作りました。
以前、買い物に出掛けた時に、「平日、初割５千円引き」というのが目に止まり、一度行ってみたかったのです。オーダーメイドスーツといえども、お値段は３９，８００円で、しかも５千円引きなら、３４，８００円と言うことですので、物は試しで一度作ってみようと思いました。
　実は、オーダーメイドスーツは初めてでは無く、半年前に冬物を他のお店で作って事があります。確かに生地は良いし、着やすいのです。オーダーメイドスーツは、生地を選び、裏地や袖裏などの生地を選び、ボタンやポケットの形、ステッチなど、色々と細かな事まで一つ一つ決めていくので、楽しくもあり、また人と違う物が出来るので醍醐味でもあります。
　裏地などはちょっと遊んで見たり、中のステッチは赤色の糸を使ったり、今回は、袖のボタンをわざと重ねて付けるなど、少しこだわって見ました。かといって、流行のタイトなスーツでは少しきついので、かっこわるくない程度で、少し太もも周りなどは緩くしてもらいました。
２週間で完成とのことで、楽しみです。
採寸がおもしろかったのですが、以前のお店では、ある程度既製品を着て、それから詰める、広げるなどの作業で採寸をしましたが、今回のお店は、採寸用の袖や身頃など色々なところに白線が入った物を着て、それでサイズを合わせると言うやり方で、少し画期的なやり方でありました。

オーダーメイド枕でも、色々な測り方がありますが、やはりより精度のある測り方の方が、納得できるのは同じであると感じました。そうなると、残念ながらまだまだ「快眠ひろば」には、足元にも及ばないような測定方法でした。既製品から合わせるという点では、今回は若干の進歩はありましたが、まだまだですね。でも、ジャケットの裏側にメジャーがあらかじめ取り付けられており、床からの高さがすぐに解るなどの、工夫は随所にされており、なかなか関心はしました。
出来上がりは６月１日です。

午前中は暇でしたが、午後は打ち直しでお仕立てしたお布団の配達、またカーテンの採寸に出掛けました。






今回のお客様は、打ち直しで掛ふとん２枚と、敷ふとん１枚、そして夏用の縮夏座布団５枚をお仕立てさせていただきました。誠にありがとうございます。
　暑い夏には、この縮みのシャキシャキ感が大変涼しく、また中綿ももめんですので、蒸れることなく湿気も逃がしてくれるので、爽やかで涼しいのです。昔から、先人の考えた知恵であり、日本の気候風土に理がかなっていますね。
このように御座布団にお仕立てしたり、また縮みの座布団カバーも、銘仙判、八端判の両方ございますので、是非ともご用命下さい。

本日もありがとうございました。