毎度ありがとうございます。
久しぶりのお湿りで、気温も少し高いので、身体も楽ですね。
1月も終わり、昨年と比べると、売上は少し落ちましたが、まずまずの1月でした。
新しいホームページを作るため、補助金を受け取るためにも、今月が半金の残りを振り込まなくてはいけなくて、少し大変でした。
それでも、大口の毛布の入金や、その他の入金が来月の為、それらが入金されていれば何ら問題の無い事なんですが、その辺のやりくりが兎に角大変です。
昨日お預かりしたおふとんです。
某協同組合で以前仕立てをしたというおふとんを、同じように掛・敷の上下組一組に、更に色違いの柄で、新しい綿で同じように上下組のおふとんをご注文頂きました。
ありがとうございます。
お預かりしたおふとん、側生地がどちらもガバガバという感じで、綿が縮まっていました。
綿の問題と、一番の問題は仕立てにあります。
当然、このような某協同組合で取り扱いをしておふとんは機械仕立て、職人さんが一枚一枚丁寧にお仕立てしているふとんではなく、全て機械化されて仕立て上がってくるおふとんです。
事実、掛けふとんの側生地を捲ると、中の綿の状態はこんなでした。
薄くのばして出来た綿を、角はそのまま折り返しただけで、多少の段差がついても、後はキルティングで押さえ込んでしまって、それでOKって感じです。
薄くのばした綿を、本来なら縦方向に伸ばし、更にその上から今度は逆に横方向に綿を張る、そのように一枚一枚薄くのばした綿を重ねながらおふとんを仕立てます。
当然、角は綿がはがれないように、独特な技術でしっかりと角を作り、側生地の角にしっかりと押し込みます。
そうする事で、角までしっかりと綿の入った、張りのあるおふとんに仕立て上がります。
機械仕立てでは、側生地の上に同じサイズの綿をのせて、表から細かくキルティングミシンを掛けて、更に回りもぐるっとミシンを掛けて、はいおしまい ってな感じです。
だから、綿と側生地がそぐわなくて、綿が段々縮んでしまい、側生地ががばがばになってしまうのです。
当然、寝心地のよいおふとんではありません。
木綿わたのおふとんこそ、職人さんが一枚一枚丁寧にお仕立てをしているおふとんに限ります。
打ち直しのおふとんも、木綿のおふとんは、地元の信頼のおけるお布団屋さんにお任せするのが一番です。
本日もありがとうございました。