眠りの達人 　~蒲團屋 山昇~

毎度ありがとうございます。

今年は、例年よりも早く梅雨入り、しかも、週末には、台風の接近もありそうだし・・・。
どうか、今年は雨や台風で、大きな被害が出ませんようにと、祈るばかりです。
早いもので、もう5月も終わりですね。

昨日のお客様、古いお布団をお持ち頂き、打ち直しのご相談でした。
見るからに、某JAで打ち直しをしたお布団であり、見ただけで、打ち直しはしない方が良いというお布団でした。
当然、真ん中は凹んでしまい、寝にくいお布団になっていますし、むやみやたらに化繊綿を入れられていますから、お布団もカチカチになっています。
お客様には、そのような事をしっかりと説明させて頂き、新しい木綿わた敷ふとんをお買い上げ頂きました。

無料で処分させて頂きますので、中の綿がどの様な状態になっているのか、側生地を剥いて、お客様にもご覧頂きました。


当店の木綿わた敷ふとんは、当然中身綿は、綿１００％の綿を、敷布団では、インド綿を使用しております。

お客様も、今まで使っていたお布団は、当然綿１００％とずっと思っていた様ですが、残念ながらそうではありません。
打ち直しの際に、化繊綿（テトロン）を混ぜられてしまっています。
さらに、綿の色も黒いので、元々そんなにいい綿ではなかったのに、綿の良し悪しも判断しないで、素人がなんでも出来るからと受けてしまったという様な感じです。

お布団のお仕立ては、職人が、薄く伸ばされて綿を、丁寧に縦横と交互に綿を重ねて行き、お仕立てをします。
角や、周りは、綿で包み込むようにして、形を整えて行きます。
機械で仕立てるから、綿は、バームクーヘンみたいに、同一方向に重ねられていて、さらに、最後は、大きなカッターで、ガシャンとカットしてしまうので、一直線で、角もぶかぶかになります。


だからこそ、寝心地も違いますし、汗もしっかり吸収して、気持ちよく眠る事ができる訳です。

本日も、古い布団を処分させて頂き、新しく木綿わた敷ふとんをお買い上げ頂きました。

世の中、SDG`sと言いながらも、世間に多く出回っているのは、再生も作り直しも出来ないふとんばかり、どんどん使い捨てになるふとんばかりで、なんかおかしいです。
木綿わたふとんも、羽毛ふとんも、リサイクルできるお布団、ウレタン系に敷布団は、長持ちします。
お布団は、是非とも寝具専門店で、お求めください。

本日もありがとうございました。
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