眠りの達人 　~蒲團屋 山昇~

毎度ありがとうございます。

お知らせです。
明日は、臨時休業とさせて頂きます。
久しぶりにお休みを頂いて、ずっと作りたかった眼鏡を新調しに、その他諸々の用事をする為に、1日お休みさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
折角のお休みなので、色々なところに行きたいと思ってるのですが、どうもお天気が良く無いようなので、色々と予定を考えています。

本日は、羽毛ふとんリフォームご紹介、ただし、いつものリフォーム紹介とは違い、当店のこだわりの仕立てを、じっくりとご紹介します。
磐田市内のお客様lから、羽毛ふとんリフォームのご依頼を賜りました。
お預かりした羽毛ふとんは、シングルサイズ2枚とダブルサイズ1枚、リフォームしてシングルサイズ3枚にお直しする事になりました。

完成した羽毛ふとんはこちら


８０サテン超長綿生地・デュアルキルトでお仕立てしましたので、ふっくらと見事に膨らみました。

元々お預かりした羽毛ふとんのタグがこちら


もちろん、お預かりした羽毛ふとんは、全く同じものではありませんし、そろぞれに違います。
シングルサイズの羽毛ふとん　西川産業製　ダックダウン９０％　１．２Kg入り、ロマンス小杉製　グースダウン９０％　１．４Kg入れ
ダブルサイズの羽毛ふとん　ロマンス小杉製　グースダウン９２％　１．８g入れという、羽毛ふとんでした。

プレミアムダウンウオッシュは、グースダウンとダックダウンがありますので、別々に分けて洗浄をお願いしました。
でも、ほとんどのお店は、羽毛を充填する時には、羽毛を混ぜ合わせて充填してしまい、グースもダックもごちゃ混ぜにしてしまいます。
そうすれば、何も考えないで作業もできますし、それぞれが均等になると言えばなるのですが、でも、折角のグースダウンがダメになってしまうのは、本当に心苦しい、だからこそ、当店は手間ひまかけて、お仕立てしています。

それぞれの取り出し羽毛量も


こんな感じで、やはりグースダウンはヘタリが少なく、ダックダウンは目減りが大きいです。
本来なら、ダックダウンなら１．３Kg入れにして欲しいのに、残念ながら西川製は１．２Kg入れ、余計に目減りも大きいのです。

そこで、色分けをして分かり易くしていますが、ヘタリの大きいダックダウンは、3枚ともに、マス目の細かい、しかも両サイドにいれました。


シングルサイズのグースダウンは、マス目の細かい側に真ん中と、表側のサイド部分に、一番膨らみのあるダブルサイズのグースダウンは、おもて面の大きなマスの真ん中部分中心に、そして足し羽毛も同じ部分に分けて充填をしました。

と言う様に、取り出し羽毛の良し悪しを見ながら、より膨らむ様に、そして3枚のシングルサイズそれぞれが同じ様に膨らむ様にと、工夫をしていれました。
はっきり言って、この様なことは、店頭に羽毛投入機があるからできる訳で、業者に委託しているところでは、当然この様な対応は出来ません。
と言うか、実際に充填作業をしているからこそ、このような発想も出来るわけで、羽毛ふとんリフォームの取り扱いのお店でも、ほとんどのお店がこの様な発想はしませんし、思いつかないと思います。

些細な事かもしれませんが、実は本当は重要な事なんですがね。
羽毛ふとんリフォームは、是非ともご相談下さい。

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本日もありがとうございました。