眠りの達人 　~蒲團屋 山昇~

毎度ありがとうございます。

今朝の最低気温は、この冬一番だとか。昔に比べれば、地球温暖化の影響か？随分と暖かくなったと思いますが、それでも、マイナス気温の朝はこたえますね。暖かなおふとんで、風邪をひきませんように。

　朝から、ウール毛布が売れたのを皮切りに、今日は「ウール毛布の日」でした。と言っても、朝４，９８０円の純毛毛布、午後に９８００円のカシミア２０％混の毛布、そしてお電話でご注文頂き色々とお持ちした中でお選び頂いたのが、カシミア１００％２９，８００円の毛布、合計３枚売れたのですが、当店としては、正に嬉しいウール毛布の日となりました。


朝お買い上げ頂いたお客様は、「どこに行ってもアクリルの毛布しか無いから、こういうウールの毛布が欲しかった」と喜んでくださいました。カシミア混の毛布をお買い上げ頂いたお客様は、私が配達で出掛けているときにご来店いただいたのですが、昨日９，８００円のシルク毛布をお買い上げ頂いたお客様でした。来店されて一番に、「昨日の毛布、すごく暖かいわよ」と言われたそうです。同じシルク毛布は売れ切れで無いのと、お使いものにされるとかで、カシミア混の毛布をお買い上げ頂きました。
　更に、お電話でお問い合わせ頂いたお客様は、「良い毛布を持ってきて」と言われましたので、カシミア１００％毛布、２９，８００円、２４，８００円、カシミア５０％の毛布とお持ちしたのですが、「これが柔らかくて良い」と２９，８００円の毛布をお選び下さいました。

どこにでも売っているアクリル毛布を売っていたら、こんなにもお客様に喜んで頂けないと思います。こだわって、アクリル毛布を販売していない理由はそこにもあります。触った瞬間に暖かいと感じるのはアクリル毛布です。最近は、マイクロファイバーとかとっても柔らかな素材が増えてきました。静電気防止、帯電防止加工も施されたアクリル毛布もあります。でも、極力販売はしません。静電気防止は静電気が発生するから防止するのであって、最初から静電気が発生しなければ、防止加工をする必要がありません。
　どんなに寒くてもふとんの中では汗をかきます。その湿気を上手に取り除いてあげれば、快適な睡眠が得られます。残念ながらウール素材などの天然繊維よりも吸湿に優れたアクリル素材はありません。
　更に、アクリル素材の新しいうちは、毛が立っていて空気を良く含むので暖かさをすごく感じます。でも、長く使っていると毛羽立ちが無くなり、空気を含まなくなるので暖かさを感じません。でも、天然繊維は薄くても保温力があり、いつまでもその保温力が落ちません。
　天然繊維の毛布はアクリル毛布に比べて薄い素材です。掛け毛布として悪くなれば、次は敷き毛布としてもお使い頂けます。正に一石二鳥です。

寒いときだからこそ、暖かな天然繊維の毛布をお薦めします。間違いありません。