眠りの達人 　~蒲團屋 山昇~

毎度ありがとうございます。

　錦織選手、本当に残念でした。でも、大健闘です。日本のメディアにしても、ベスト8くらいで終わると予想していたのでしょう、当然決勝での地上波の放映はありませんでした。これで俣、帰国の成田空港で一騒動です。本来なら、頑張って来いよと盛大に送り出してやりたいのに、結果が伴わなければ帰国も静かな者です。なんか、こんな風潮がおかしいと思うのは、私だけではないと思います。
　更に車いすの国枝選手・女子選手など、もっともっとクローズアップされるべきとも思うのですが・・・。

　9月に入り、お祭り関係のお問い合わせも多くなっています。本日も、小学6年生のお子様のお母様からご相談がありました。「藍染めの法被はいくらですか」との事でしたので、「身長はどのくらいですか？」とお聞きすると、小学6年生との事でした。小学6年生に何も3万円以上もする藍染めの袢纏を着せる事はないと、私は伝えました。腹掛・股引まで揃えたら、やがて5万円です。小学6年生が、朝からずっと祢里を引いているなんて、今の地元の子供では考えられません。
要は、猫も杓子もみんな「藍染め」という、訳もわからないのに悪い風習と、更にそれをあおるお店があると言うこと何です。

　子供うちは、ちゃんとお囃子の稽古をして、お祭りが好きになってもらいたい。それから、祢里を引く楽しさを身体で覚えて、最後に格好にこだわれば良いと思います。子供のうちは成長があるから、少しゆるめの腹掛・股引を何ていうお客様もいらっしゃいますが、ただでさえ高い藍染めの装束を、着こなしもきっちりと出来ない内から着るのもおかしい、着るならきっちりと着たいものです。
　と言うことは、成長して大人になって初めて、きっちりとした装束を着るために、藍染めを揃えるのも良いでしょう。まだまだ成長途中の、しかも子供に高価な藍染めを、また年に一度しか着ないのだから、何も揃える必要は無いと思います。

　その為にも、藍染めでない、紺色の格安の装束もあります。それで充分、まずは格好から入るのではなく、お祭りの本当の楽しみを知って欲しいと思います。だから、中学生やましてや小学生に、藍染めの装束はお勧めしません。はっきり言って、もったいないです。大人になってからで充分と思います。

本日、ご注文頂いていた手古舞の衣装が仕立て上がりましたので、大安吉日の為、仕立て先に取りに行って来ました。ひょっとこの面をつけて踊る男の子のようの踊り衣装が4着、更に今は岡目の面をつけて踊る女の子用の長着の着物を2着仕立てをしており、その仕立て上がり待ちです。
　その他にも、般若の衣装はすでに、また別の仕立て屋さんに頼んであるのが、仕立て上がっています。







全部が仕立て上がった所で、般若のかつらと、岡目の神楽鈴も合わせて、納品させて頂きます。彼岸開けの吉日に納品させて頂きます。ありがとうございます。

　明日から、一泊二日で、仙台まで出張してきます。「快眠ひろば」の東北フォーラムが今回初めて開催されます。また翌日は、我々が3年支援をしている、東北復興うちわの製造元の工場見学、また南三陸のさんさん商店街や、被災地の復興の様子も視察してきます。震災以降2年ぶりの仙台です。日本各地から仲間が集まり、熱い会議になりますので、今からわくわく大変楽しみです。
　二日間店を留守にしますが、パートさんが頑張ってくれますので、安心して出張出来ます。少しだけ気分もリフレッシュして、帰ってきてからは、10月のお祭りまで、猛ダッシュで頑張ります。
　と言うことで、ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

本日もありがとうございました。