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2014年10月18日

羽毛ふとんのお問い合わせが増えております!

毎度ありがとうございます。

 朝晩は、急に涼しくなりました。急な冷え込みで、私も一昨日から、掛けふとんを羽毛ふとんに替えました。蒲団屋にとっても、いよいよシーズン到来と言うことで、身が引き締まる思いです。12月31日まで、年内休まず営業いたします。頑張ります!!

 急に冷え込みと言うことで、ここ数日羽毛ふとんの関するお問い合わせを沢山頂きます。多いのはやはり羽毛ふとんのリフォームですが、中には新しい羽毛ふとんのご相談んもあります。
 1年半ほど前から原毛が高騰し始めました。今年になっても、値段が下がることは無く、どんどん値上がりが進んでいます。本日もお客様とお話をしたのですが、ダウンジャケット等も昨年に比べると1万円以上の値上がりもあるそうで、私も雑誌を見ていたら、西川産業とのコラボのダウンジャケットなんてのも見つけました。当然、ふとんメーカーが買い付ける原毛の量は、衣料メーカーに比べたら雲泥の差です。羽毛ふとん1枚で、1.2〜3Kg使うわけで、ダウンジャケットならほんの200g程度と思います。当然扱いの量が違う訳ですから、下手な商社から買い付けするよりも、ふとんメーカーから買った方が安いかも、そう考えるとコラボも有りですよね。

 昨日のお客様は、羽毛ふとんリフォームのご相談をおうけしました。「買ったときは30万円もした、高いふとんだった」としきりに言われたのですが、30年前の物では、いくら高くても、キルティングが違えば、生地の柔らかさも、当然羽毛の質も変わっています。ご来店の際お持ち頂け無かったので、午後お宅にお邪魔しました。見れば直ぐにその場で、リフォームした方が良いか、やめた方が良いかの判断が付きます。見た瞬間に、「やめた方が良いですね」とご返事させて頂きました。
 いくら値段が高くても、今の時代の羽毛ふとんに比べれば、当店で販売している39,800円の羽毛ふとんよりも、遙かに品質が劣ります。どうしてもリフォームをと言うことであれば出来ない事はありませんが、決してお金を掛けただけのお布団にはなりません。ご主人が、出来なければ「安いふとんを買えば良い」と仰っておりましたが、安いふとんは安いなり、ある程度のお布団を使わなければ、快適に眠ることはできませんよ。

また、新しい羽毛ふとんの判断基準として使われるのが、ラベルがあります。「ゴールドラベル」や「エクセルラベル」中には、「ロイヤルラベル」なんてのもあります。通販やテレビショッピング等では、盛んにこのラベルを強調します。
羽毛ふとんのお問い合わせが増えております!


私から言わせれば、こんなラベル、全く意味がありません。製造メーカーの自主規制で付けている訳で、一枚一枚第三者が検品している訳でも何でもありません。

当店でも、このラベルを信用しておりませんので、このラベルが付いた商品は、現在シングル1枚、ダブル1枚のみです。その2枚も、何とか私の基準に号赤くはしているので、店頭に置いてあります。基本、当店のラベルが付いた物、また京都西川・西川リビングのラベルの商品のみを取り扱いしております。
 「羽毛工房」がありますので、お客様の目の前で、実際に羽毛ふとんを作る事も可能です。

 羽毛が高騰して居るからこそ、色々と小技を使って誤魔化しをしている商品が、沢山出回り始めております。くれぐれもお気を付け下さい。

本日もありがとうございました。


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