眠りの達人 　~蒲團屋 山昇~

毎度ありがとうございます。

今日はお天気になったので、溜まっていた仕立て直しのおふとんの配達に出掛けました。更に、ご来店いただいたお客様から、合計３枚の羽毛ふとんのオーダーも頂戴しました。ありがとうございます。近日中にお仕立てをしてお届けします。

　昨日、京都西川のセールスがやってきました。月末は集金もあり必ず来るのですが、商談の中で羽毛ふとんの話がでました。基本的にすべての羽毛ふとんは当店で「手作り」ですが、売出の商品等、どうしても当店のオーダーでは値段的に出来ない安い物などは、信頼できるメーカーから仕入れをします。
　絶対条件は、「かさ高」表示がしっかり付いていることです。羽毛ふとんは、とかくダウン表示、たとえばダウン９０％とかダウン９３％とかの表示で善し悪しを言いがちですが、実はそこに大きな落とし穴があって、最近はちゃんとした信頼できるメーカーであれば必ず「かさ高」表示を付けています。
　「かさ高」とは、


（京都西川のホームページより抜粋）と言うことです。３０ｇの羽毛がいかにパワーがあるかと言うことなんです。

　商談の中で、値打ちな羽毛ふとんがあるから買わないか？と言うことでしたが、勿論かさ高１４０m/mの表示がしっかり付いているから安心だ、お薦めだと言うことでした、中身の入れ目量を聞くと、１２００ｇ入りとのこと。それを聞いて発注をやめました。なぜなら、確かにかさ高があるしっかりとした羽毛原料かも知れません。でもかさ高１４０m/mなのに１２００ｇ入れでは少なすぎです。せめて１３００ｇ入りが欲しい訳です。１００ｇ少ないから値段が安いでは当然のこと、何の値打ちもありません。「１３００ｇ入りなら買う」と言いましたが、勿論１３００ｇ入りでは値段も上がりますから、交渉決裂です。
　かさ高表示のしっかり付いた羽毛ふとんを買うこと、これは鉄則です。