2009年01月30日

御座布団のお話

毎度ありがとうございます。

今晩はこれから、お通夜の交通整理です。雨が降るし、寒いし少々こたえます。明日も、午前中はお天気が悪そうなので、なんとか雨でもひどい降りにならないでもらいたいものです。

先日ご注文頂き、大急ぎでお仕立ての座布団が出来上がりました。以前座布団をお仕立てしてお届けしたのですが、同じ柄でもう5枚欲しいとの事でご来店下さいました。人気の柄で当店でも沢山お願いした座布団生地なのですが、一年ほど前に織屋が倒産してしまい、生地が入手出来なくなってしまいました。替わりになる柄も気に入ったものが無く、当店でも困っておりました。事情をご説明して、他の柄から同じような色目のものをお選び頂きました。
御座布団のお話

本日仕立てあがりましたので、早速お届けしようと思ったのですが、生憎の天候なので、明日の告別式の合間を見てお届けする事にします。

ところで、余り皆さんご存じないのが、御座布団の前後、さらには表と裏。勿論しっかりと表・裏が、更に前後もあるのです。
御座布団は、四方の内、三方が縫ってあります。唯一縫って無いところ、「輪」と呼びますが、輪があるところが前です。従って、向き合わせで座るときは、この輪が向き合わせになるように御座布団を敷きます。一列に並べる場合も、前から見て輪が見えるように揃えて並べます。
御座布団のお話

どんな御座布団にも基本的に輪がありますので、良く解ると思います。
また、表と裏は、三方のうちの一方をよく見て頂きたいのですが、綿を入れた口があり、そこは必ず手縫いで綴じてあります。
御座布団のお話

ミシンで縫ってあるところは、合わせが全く同じになりますが、手縫いのところは、合わせが段差になっています。上からかぶっている面が表になり、反対が裏側と言うことになります。
 ちょっとしたとことですが、一般常識として覚えていただけると、いつか役立つ時がくると思います。


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